新築における防音について

新築一戸建てを建てる際、防音の程度をどれ位にするかという事で、価格はピンキリだと思います。
どれ位の面積で6万円なのか解りませんから判断は出来ません。
天井1面だけ施工してもあまり意味がありません(建物は立体で複雑です)

元の構造でも大きく違います。たとえば床が堅いコンクリートスラブで220㎜の厚さ
が在って、(一般的には120㎜~150㎜前後が多いかも)根太を介してフローリング
が貼ってあっても、周囲に空気抜けの納まりが無かった為に太鼓現象で音が響いた
と言う事例が最近の建築雑誌に載っていました。 頷ける事例です。

グラスウールは、吸音の役目をしますけど、厚さ50㎜位で単体での吸音効果は
少ないと思います。
(施工するなら石膏ボードなどと一緒に吸音・遮音効果を合わせて使います)

福祉施設の軽量鉄骨間仕切りで石膏ボード12.5tを片面2重x両面貼りで
グラスウール厚さ50㎜20K充填など、検索すると出てきますが、大事なのはその部材
に絡む納まりなどで随分変わって来ますからその辺が難しいです。(壁の四方、八方)

遮音シートを入れても納め方が悪ければ効果が出ませんからお金を掛けるだけ
もったいないです。
遮音シートの費用を掛けるなら目地をずらせて厚い石膏ボード2重貼りの方が
納めやすくて安くて・・・と書き進めたいところですが、遮音、防音の経験・勘所
が無い人が施工すると無駄になると思います。
(投資と効果がきっちり比例しない難しさがあります)